++ワタシノココロ++
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昨日、あんなコトがあって やすくんを一人送別会に送り出したけど せいせいしたって言う気分にはなれなかった。
やすくんのコトを腹立たしく思ってる一方で 意固地になってる自分にもイライラしたりして。 今頃やすくんは何を考えてるんだろうなって あんなイヤな気持ちのままで大丈夫だっただろうか、なんて 考え始めちゃったら、ご飯を食べる気にもなれず 結局夕食は抜き。
やすくんが送別会から帰ってきた後も なんとなく、気まずかった。 やすくんの顔を見れば、やっぱりあの瞬間を思い出して イライラせずにはいられなかったんだけど この状態をきっとやすくんも早く抜け出したいんだろうな なんて思うと、いつまでも腹を立ててる自分がイヤになったり。
いつまでもこの悶々とした気持ちは晴れず 同じ部屋で一緒にいられなくて、一人先に布団に潜り込む。
・・・・・・・・・・絶対、私からは話しかけないんだから。
どうしてもあの言葉だけは、と思うと 結局、こういうコトになってしまう。 気持ちのゴチャゴチャの原因も元をたどれば やすくんのせいだって、そう思いながら 眠りについた。
いつの間にか、朝が来ていた。 やすくんも、私が知らない間に布団に潜り込んだようで 隣から、寝息が聞こえた。
目を開いてみると 寝る前は、近づくのもイヤだと やすくんの布団から一番離れたところに枕をおいて やすくんに背を向けるようにして眠ったはずだったのに いつも通り、やすくんの布団のすぐそばで やすくんの方を向いて寝ている自分がいた。
やすくんも 私の布団のすぐそばで いつもみたいに左腕を私の布団の方に伸ばして まるで私を守ってくれるようにこっちを向いて寝ていた。
頭ではどんなにイライラしていても やすくんのことを信じられない、と思っていても もう私の体は知ってしまっていた。 やすくんのそばが一番安心できるんだってコトを。 落ち着く場所なんだってコトを。
表面はその時々に大波が立ったり揺れ動いたり 沈み込んだりはじけそうになったり 大きく変化があるけど 私の体の奥深くにある心の根っこは ちょっとやそっとじゃ揺れ動かないらしい。
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