++ワタシノココロ++
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もうすぐ、結婚して1年になる。
長かったような、短かったような。 とは、よく言うけど なんとなく、呆気なかったような気もする。
はじめからずっと離ればなれで、いつも心のどこかに寂しさと ちょっぴりの不安を抱えながら、 会える日のコトを考え続けていたあのころ。 こうして、一緒に生活できるなんて夢のまた夢だった。
届けは2人一緒に思い出の街で出して 私たちは、「夫婦」になった。 それでもしばらくは別々に暮らす日々が続いて。 実家で一人で眠るときは、いつも以上に寂しく感じたことを覚えてる。
およそ1ヶ月半の別居生活(笑)を経て いよいよ一緒に生活できるようになって 「これで本当に私たちは家族だなあ」なんて ちょっとした感動を覚えたりした。 離れていても私たちはいつも一緒なんだって。
でも 今こうして考えると、 あのとき感じたことと、今考えてることはちょっと違う。
やすくんと私は戸籍の上では確かに「家族」だけど やすくんと、私の実家の家族とは 全然違う。 やっぱりやすくんは他人だと思う。 一番近い他人。いつもそばにいてほしい他人。 変な意味じゃなくて。 両親や妹弟の前だったら、寝癖で頭が爆発してても 全然平気だけど、やすくんにそんなの見られたらやっぱり恥ずかしいし やすくんと話すときは、それなりに気を使って話をしていると思う。 無理をしているとか、良く見てもらえるように自分を作ってる、 ってのとはちょっと違うんだけど。
血縁、というコトバがあるけど やっぱり血がつながってるっていうのと そうじゃないのとは違うと思う。 血縁関係って、何があっても 絶対的なつながりがある。
やすくんとの間には 見えないすき間がほんの少し、ずっと空いてるんだと思う。 そのすき間は、一生埋まることはない。 でも、それ以上広がらないように 相手をいたわったり、思いやったり 信頼される自分でいられるよう お互いが努力しなくちゃいけないんだろうな。
考えたくないけど 遠慮なくなんでもしたり 相手を気遣うことができなくなったりしたら 家族じゃなくなることだってあるんだから。
夫婦って、そういうもんなんだろうなって。 今は思う。
******************************* ++BBS++ つけてみました。 読んだよ、って足跡残してもらえると 嬉しいです。
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