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2003年05月04日(日) 直感。



働いているときに、よく上司から言われたことがある。
「10年後、自分がどんな形でこの仕事に携わっていたいか
 そこをよく考えて、自分の進路を決めろ」
って。

私がしていた仕事というのは、専門職の一つと言っていいと思う。
自分の専門に関わる仕事がメインなのだけど、
それと平行していくつか全く関係のない仕事もやらなくちゃ行けない。
多くは上が決めた役割分担で、仕事が振り分けられるんだけど
いくつかは自分で選択して受け持つ仕事もあった。

私がしていた仕事は、専門的な分野の中でもまたちょっと特殊な分野で
その職場でそれに関わるのは私一人だった。
希望を出せば、別の人と変わってみんなと同じような形態の仕事もできる。
将来的にどこに仕事の軸を置くか、よく考えた上で
今の仕事を継続していくか、異動をするのか
その答えを出してほしい、と言うことだった。

当時は、その時直面していた様々な課題をこなすのが先決で
10年なんて先の話、考えられるような状況では正直なかったんだけど
人事異動が関わってくる時期になって
異動希望の有無を聞かれる前に、ちょっと考えてみた。





10年後、私はどこでどうしてたいんだろう・・・






考えても考えても、先が見えなかった。
どうしようか迷っている、とか、そこまで考えられない、とか
そういうのではなくて
10年後、自分が同じ仕事を続けている姿を想像できなかった。
その時は、そんな自分が情けなくて悩んだりもしたけど
結局、それから数年後、私はやすくんと出会い、退職した。

先が見通せなかったから、やすくんを選んだんじゃない。




これは、私の直感。




やすくんとこれから生きていくことでなら
10年後、20年後、そしていつかこの世を去るまでを
漠然とではあったけど、見通すことができたから。
恋愛感情でではなく、きわめて冷静かつ客観的に。




やすくんと出会い、スタートから遠距離恋愛なんて言う
これまでの私にとっては信じられない状態でも
結局やすくんを選んだのも
きっと、この直感が働いたんだと思う。

もちろん、仕事を辞めてから今まででも、
出会ったから今までのやすくんとの関係でも
先が見えなくて悩んだり、どうして良いのかわからず立ち止まったりすることはあった。
でも、過ぎてしまえば、それは長い年月の間のほんの小さな出来事と思える。
長いこと悩んできたアノヒトのことでさえそう。
アノヒトの存在が長く私を苦しめてきたけど
そのことで、やすくんを疑ったり別れを思ったりしたことは一度もないもの。




直感だけでは生きていけないと思う。
でも、直感だけで決断する瞬間もある。
あれこれ考える時間がないときほど、
その決断は正しかったって言えるんじゃないかな。






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