++ワタシノココロ++
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嗚呼、私はなんて馬鹿なんだろう。
訳も分からない、空想の話で
やすくんを困らせてしまった。
ただ、
「何よりも大切だよ」って
一言言ってほしかっただけなのに。
その一言が欲しくて 答えが出そうないろんな事を尋ねる。
これなら、こう答えてくれるだろう。 こんな質問なら、きっと言ってくれるだろう。
そして、
最後に出した質問が
「もし私の気持ちがぐらついたとしたら、 やすくんは私の迷いを取り去ってくれる?」
やすくんの答えは
「迷った段階で、俺に気持ちがないんだから 俺は背中を押すよ」
だった。
ショックだった。
ほぐれそうになった二人の気持ちを またしっかり結び直すように努力し合うことが 何より大切だと思ってきた私には。
なんか、私の気持ち一つでどうにでもなっちゃうっていうのが。
信頼しているからこそ、束縛も不安も必要ない
そう思っているやすくんからしてみれば ごく自然な一言なんだろうけどね。
でも、ショックだった。
やすくんのことを酷いと思ったけど あくまでたとえとしての話だし それはそれで終わってしまえばよかったのに
一つの言葉が欲しかった私は
強引に、いろんな質問を重ねていく。
やすくんの表情が曇る瞬間が分かった。
朝の楽しい時間を
グルグルかき回してしまった
馬鹿な私。
新聞を読んでいたら
なんかぎゅっとくる詩があったので
紹介します。
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凧が空高く飛べるのは
誰かが糸を
引っぱっているから
でも凧は
その糸さえなければ
もっと自由に
空を飛べると
思っている
その糸がなければ
地上に
落ちてしまうのも
知らずに
(written by 宮川優) ++++++++++++++++++++++++++++++
私は
時に糸を忘れる凧
なのかな
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