:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
暖房が、音をたてて僕の脳を溶かしてゆく。 半年ほど前から、原因不明の不安が僕を縛り付けている。 複テくなっても、酸素が足らずに喘いでいても、誰にも助けを求められずにいる。 こんな無様な姿を晒すことには耐えられない弱虫の僕。 いつからだろう。 強迫的に迫りくる恐怖は僕を溶かす。 安定力をなくした僕は、隔離病棟にいる病人だ。 ああ、誰か助けてくれないか? 僕は、もう…どうしようもなく怖いよ。 苦しい。 ある時夢をみた。 不可解で残酷な夢は、疑心暗鬼を産み落とし、暗闇に僕を放り投げた。 どこにも行けないと嘆く弱い僕。 誰も僕を必要としないと泣いた僕。 一人になるほど一人で迷い、硬直し始めた時間を殴りつけた。 僕はまだだめじゃない。 原因不明の不安が僕を食べ尽くす前に、 すべての時間が硬直してしまうより先に、 この部屋から抜け出し、一人の僕に別れを告げる。 いつか消え去る、その前に。
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