:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
小刻みに震える、タバコを挟んだ指先。 嫌煙家の彼女の前、ひっきりなしに タバコに火をつけた。 遊びながら、笑いながら、 僕はまだ震えている。 欲しいものは沢山あって、 委ねたことが山ほどあるのに、 笑ってばかりでよいのだろうか? 嫌煙家の彼女があからさまに 嫌悪の表情を浮かべたら (こいつはお前じゃない) と、初めて気づく。 明るい日溜まりに暗闇を、 賑やかしさに、静けさを、 なぜ僕はこんなことをしてるんだろう? 声が届かないのなら、この喉には 意味がないのだから、この喉を潰してみせよう もう必要のない声は もう届かないこの声は どんな可能性も産めないのだから。 君がどこにも見えないなら、 この光にも意味はない 角膜を取り出して、 誰かに移植しよう。 懸念ばかりが膨らめば 未来はもう思いつかなくなるから、 だからもう、 僕の命に意味はない 嫌煙家の彼女の前、 息を紡げずに 喘いだ。
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