:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
何かを言いかけて口を噤む 言葉を小さく発することに 小さな恥じらいが寄り添うように ならない電話をただ見つめ 君はひとり泣いていたね 背後の僕の気配に小さく肩を震わせながら 何かを言いかけては口を噤み すべてが消えてしまうなら 高慢な君の夜空に寄り添うように歩きたかった あの夜のように君がいなくなり 帰りを信じて待っていた僕は愚かだったと思うよ 望みは放たれて僕の肩に触れた ゆっくりと小さな絵空事を描いて 本当はここでこうしていたいだけだと 呟くことに小さな戸惑いを隠せないままで 当たり前のように景色に溶け込んでいた君 鳴らない電話を見つめ ひとり泣いていた君が 遠くに行ってしまうのだと きっと僕は知っていたんだ 夜毎僕らがしていたように いつまでも互いの体に寄り添って 眠りにおちることが当たり前だと思っていた 僕は愚かだったと思うよ 君の体に寄り添っていつまでも眠っていたかった あの夜のように君を待ち続けた僕は 愚かだったと思うよ
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