:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年10月21日(火)  空と通じる線

蝿の羽音が煩い
冬になるまで生きてきたのろまな蝿の高鼾
 
真っ黒いブーツが履きたい
下らない過去に執し続ける人達が行進する街並みを
掻き分けて黒いブーツで闊歩しよう
 
ねえ 元気ですか?
僕の声は聞こえるのかな
あの時痛かった空は見えて 強がってばかりいた僕を映す
ねえ 聞こえますか?
僕のように待っているかな
寂しかった時に離れることを強く望み続けたから
僕の感情の線はもう 空と通じてはいない
 
真っ白い羽が欲しい
背中が痒くて掻き毟った痕に出来た傷から
いつか羽が生えたら笑える
 
ねえ 笑ってますか?
君の隣は空いているかな
あの時観たがった海は黒く 僕らの影を落とさず波打つ
ねえ 届きました?
ずっと狙いを定めていた弓矢が 貫いたのは僕じゃなかった
ずっと捜し求めていた優しい人に 僕はなれなかった


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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