:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
時々思っていた あたしなんか小さすぎて見えないくらいの存在でしかないから きっと誰も気付く事無く あたしを踏み倒し 通り越すのだと 常々信じてた あたしの様に「誰かに守ってもらう事」に値しない人間は 自分で自分の身を守る事でしか 生きる術がないのだと そして見出した筈の存在意義は今では何処にもなく 毎日 充てもない思考錯誤にだけ明け暮れているだけ いつも繋がっていたかっただけのあなたには あたしはただ 繋がる術を持つものを求めていただけなのだろう 時々感じてた あたしを必要とするものは多分此の世には存在しているけれど きっと必要とされるほどにあたしは何も持ち合わせていないと 常々笑ってた 泣かない様に守った笑顔がどこかに続く掛け橋にもなれなくて 見付け出したかった筈の明日は もうとっくに過ぎていた そして探していた筈の存在意識は芽吹いた華の中で掻き消され ケラケラ 充てもなく右往左往する事だけに没頭している いつも痛みを取り除いていてくれた筈のあなたは あたしに最大級の痛みを植え付け どこか遠くに消え去った コダマする笑い声が 泣き声に変わる夜
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