:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
誰の為に何の為に此処まで歩いてきたのか 無垢なままで居られずに此処まで来てしまった罪の重さ 其れまで熟れすぎた果実の様に広がる青空を憎み続け 遠く聞こえる弔いの鐘を 白い服を着て望んで居た 「此処に居ても良いよ」と優しい声が無くなってあたしの空は消失し 何時までも何かを祈り続けたのに 遠すぎて届かないから 何時からか何かを祈る事はもう止めてしまったのに 現実の重み空想の軽さ冷たい風が吹き始め 廃人の様に成ったあたしが探してしまう後姿 此れまで望み続けた「生」を青空に投げて 黒い服の行列を遠くから 白い服の侭で笑って居た 「逃げ出しても良いよ」と甘い声が囁いていないからあたしの意味を焼却し どうしても捨てられなかったあの優しい手紙を 透明なガラス瓶に詰めて 嫌悪し続けた青空に投げつけて居たんだ 放たれた全ての刃で 全て此の身を貫いて
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