:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年11月06日(木)  弔い唄

誰の為に何の為に此処まで歩いてきたのか
無垢なままで居られずに此処まで来てしまった罪の重さ
其れまで熟れすぎた果実の様に広がる青空を憎み続け
遠く聞こえる弔いの鐘を 白い服を着て望んで居た
 
「此処に居ても良いよ」と優しい声が無くなってあたしの空は消失し
何時までも何かを祈り続けたのに 遠すぎて届かないから
何時からか何かを祈る事はもう止めてしまったのに
 
現実の重み空想の軽さ冷たい風が吹き始め
廃人の様に成ったあたしが探してしまう後姿
此れまで望み続けた「生」を青空に投げて
黒い服の行列を遠くから 白い服の侭で笑って居た
 
「逃げ出しても良いよ」と甘い声が囁いていないからあたしの意味を焼却し
どうしても捨てられなかったあの優しい手紙を
透明なガラス瓶に詰めて 嫌悪し続けた青空に投げつけて居たんだ
 
放たれた全ての刃で 全て此の身を貫いて


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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