:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
暗幕に覆われたステェヂ あたしは妖しく誰かの手を取る 交錯に見回れたトラウマ あたしは優しく指先を紡ぐ ねぇ 憶えているのですか 誰の背中で泣いていたのか ねぇ 気付いているのでしょう 誰の言葉で不安を創作していたのかを 言葉にならなかった言葉は 何の意味をも持たなくて 強い力で抱きとめて居たかった腕は 何の力も持たないの 泣いて 泣いて 笑って 行きつく場所があるのなら 叫んで 狂って 信じて 笑える場所があるのなら ねぇ あの海の傍まで連れていって 手紙に書いた 言葉は見苦しく光るかな ねぇ あの空の上まで逝って来るね 鏡に映る二つの影が 少しずつ遠ざかってしまうより先に 触って 判って 叶えて 続く言葉があるのなら 壊して 抱いて 笑って はなれないで居て欲しいのに 幻影にすらならなかった灯火が 一つ一つ消えてしまう 独りぼっちになりそうな 泣き出しそうなあたしを ただひとり残して
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