:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
静かだ 耳鳴りがしている 止まる気配はない 寒いな 暖房がないからか 温もる術は判らない 遠くへ 遠くへと逃げられるのなら逃げてみせるが 何処へも逃げられない事等 判り切った事だろう 何時かは 何時かはと祈る事なら可能だが 何時かが来るとは限らないのが事実だろう 眠たい 時計が見当たらない 狂った体内時計 冷たいな 指先が悴んでいる 寝床に潜り込もうか 戻りたいと願う事が出来るなら 進みたいと願っても良い筈だろう 何処かへ行ける力があるなら 此処から走り出す力を持てるなら 願いは吹きすさぶ風に溶け 永久に戻らない
|