:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
独りなのだと思うと急に寂しくなった 夜に残して来た筈の憂鬱を未だ引き摺って居る 束の間の安息と 大切な薬が足らなくて 頭が ほら 騒いでる 疲れを跳ね退けてみたら知らない景色が広がった 眼の中に在る筈の希みは疲れ果て傷を負う 強ばった頬は笑いを引き出せず引きつって 可能性を 今 観測する どんな風な言葉をどんな時に使おうか 判る筈のない事も判ったつもりで居たいのに 独りなのだと思うから下を向いて 眼を閉ざし 強い力で手を握りしめる 結局僕らは独りになるから 他人は他人と決め込んで 自分の為を生きるんだ いつまでも鐘の音だけ 鳴り止むことなく 冬の空に響いた
|