:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
苛立ちが沸点を越えさうです 以前から君の其の我が儘は知つて居ました しかし 御気づきでしたか? あたしに君が云つた様な過ちを君も知らず知らずの内に侵して居るのです 右手に包み込んだ光を僅かな希望を有した左手と入れ換えませう どんなに険しひ邪念にも欠点が在る事 其れは御忘れに成らなひで居て わづかな望みや明日への企てを些細な言動から覆すと云ふ事 其れは望みを持つて待つて居たあたしには 残酷な鞭の響きを呼び戻すのです だうか是以上 あたしを掻き乱さなゐで居て下さい どんなに足掻いても登れぬ山へと辿り着ひて仕舞う前に あたしは温度が欲しひのです
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