:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年11月28日(金)  イヴ*仔羊

時を止めた
自由になった
羽ばたいた
だめだと思って断念している
独りぼっち
暗い病みの中
病院みたい
つれない素振りで逃げていく
待合室
独特の匂い
イライラしたり
妙に落ちついたりする
懐かしい匂い
あちらこちらに散らばっている
記憶の欠片といえるのか
創り出した世界といえるのか
どちらでも大差はない
ぐだぐだと脳が煮立って
苦しくなって「あーあーあーあー!」
薬を飲んで
手の平にグサリとつき刺して
 
病気を治してくれますか
羽ばたけるように
風を起こしてくれますか
 
 
考えなくてもいいですか
 
 
***
眠りを妨げる 煩わしい仔羊さん
遠くへとご案内致しましょう
あなたたちのために特別に用意したスペシャルツアァ
人ごみなどに埋もれさせることなどありません
ましてや不当な待遇などするようなはずも ありません
どうぞご安心してください
眠りを妨げる 仔羊さん
遠く遠く遠くご案内致します
この乗り物は 何処へでもいけるのです
わたしですら 未だ見たことのない世界へ
あなたたちを 導きましょう
さあ 手をつないで
煩わしい仔羊さん
さあ 行きましょう


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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