:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
時を止めた 自由になった 羽ばたいた だめだと思って断念している 独りぼっち 暗い病みの中 病院みたい つれない素振りで逃げていく 待合室 独特の匂い イライラしたり 妙に落ちついたりする 懐かしい匂い あちらこちらに散らばっている 記憶の欠片といえるのか 創り出した世界といえるのか どちらでも大差はない ぐだぐだと脳が煮立って 苦しくなって「あーあーあーあー!」 薬を飲んで 手の平にグサリとつき刺して 病気を治してくれますか 羽ばたけるように 風を起こしてくれますか 考えなくてもいいですか *** 眠りを妨げる 煩わしい仔羊さん 遠くへとご案内致しましょう あなたたちのために特別に用意したスペシャルツアァ 人ごみなどに埋もれさせることなどありません ましてや不当な待遇などするようなはずも ありません どうぞご安心してください 眠りを妨げる 仔羊さん 遠く遠く遠くご案内致します この乗り物は 何処へでもいけるのです わたしですら 未だ見たことのない世界へ あなたたちを 導きましょう さあ 手をつないで 煩わしい仔羊さん さあ 行きましょう
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