:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2003年12月21日(日)  口腔の秘め事

あたしの口腔に残る苦みに再び現実を眼の前で晒される
指切りをした子供の頃の記憶が嘘のように流れた
あたしを抱いた腕に縋ることは簡単だった
そしてあたしたちは結んだ小指を離してしまった
まるで弾けたガラス玉の様に
 
あたし意外の他の誰もが聞こえないと首を降った
優しい微かな高音の正確な音楽が流れているのに
 
独りより多数が強いといつか誰かに云われた事を
忘れて良いなら喜んで忘れましょう
あたしを支える強い支柱はもう折れだしてしまいそう
首を傾げて好奇の眼であたしを見上げた子供に救いを
…違う
救われたいのは 誰でもなくあたしだ
 
あたしの耳朶を熱くさせる吐息に似た色彩を纏う
舌先に絡まった蔦は願いを無視して朽ち果てる
判らなかったことが知りたかったことではなかったなんて
在り来たりな結末にあたしは堕ちてみせましょう
救いを求めた手のひらを振り払わずに
誰か受け止めてくれるなら


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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