:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
心地よい疲労感 言い訳にもならない涙色 どんな夢を誰に渡せば 誰かが其れを開いて花にしてくれる? 愚鈍な解答を 彫刻の様な正確さで どこで誰に縋って泣けば 其れは何かの救済と成り得る? 忘れてしまいたいと望んで 全部忘れてしまったら 悲しみにうち拉がれて あたしはきっと泣き出すだろう 壊してしまうことに慣れて 総て省みずに壊してしまえば いつか大きな後悔があたしを壊してしまうだろう 何も望まず 何も願わず 絶望しかない未来があるなら そんな未来は欲しくない 凍り付いた感情に 張り付いた笑顔に 叶うべき明日が来るなら あたしは明日を等しく生きるのに どうして虚無に溺れたままで 浮き上がれずにいるのだろうか 水面から顔を出せばそこには酸素が溢れているのに どうして水面下にあたしは居るのだろう 疲れは果てて あたしは果てる 崩れ落ちた果実に似た甘い香りが漂っている いつか此処から顔を出し何かを認められるだろうか あたしは其の答えが見えるのを
今でも此処で待っている
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