:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
優しい瞳を無理矢理閉ざして貰うことも そのまま見つめ続けられることも あたしには辛い 取り違えていた意味に辛辣な言葉を投げ与えた 暗く閉ざされたあたしの心に一条の光が射し込んでいる 掴み損ねたのは夢等という複雑なものではなく もっと単純に物質的なものだったのではないかと感じていた 遠くであたしを呼ぶ声が聞こえていた 掴んだと思ったら手のひらをすり抜けたのはちょうど一年前のあの日だったよ 足音もなく春が微かな風に連れられこの町をピンク色に染めあげる 次はどんなことがあたしを待っているだろう でも どんなことがあたしを待っていようと 例えばそれが耐えられないほどの痛みだったとしても あたしは切り抜けてみせよう 此れ以上辛いなどないとあたしはずっと知っていたから 心に傷を負いながらもあたしはずっと知っていたから
|