:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
道路脇の小さな小部屋に収拾されたんです あたし 時間の感覚を思い出したくて 腕時計を何回も見ているのに 変化があるようには見えません 今日と明日と明後日と 実際につながっているなら 今日も昨日になってしまって 明日は今日になるのだろう ぐんぐん数え切れないくらいの車が ひたすら眼の前を通り過ぎてく 人影のかけらもない情景に まるで世界の隅に落ちてきたような錯覚が見えた 欲しいのは眼の前の眩しいオレンジ色の花じゃない 生きながらえる理由は?要素は? 答えられるほどの語彙がないから また今日も泣きたくなった どんどん空が暗くなる 世界の終焉が近づいているからなのか あたしに理由付けをするより早く 見て、この眼に焼き付けるべき 何かがあの雲の切れ間にあるような気がしている 明日も続け ずっと続け 終わりなく 泣いて
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