:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年06月11日(金)  追体験

泣きすぎて顔はむくみ
涙声で巧く喋れず
やたら酷い顔をしていた
 
「こわい」と思った
未来に何も無い事を知らされた
あたしには明日すら闇だった
 
「大丈夫」と何度も確かめた
嘘だと云ってくれれば其れでもう良かった
あたしは悲しい程独りだった
驚く程地面を突き抜けて暗い場所へ
落ちてしまって居た
 
捨てられる事を見ない様に
毎日を繰り返して居た
其の先を識る事が 視る事が恐ろしく
知らない振りを通す事に
しがみついて居た
 
一度ならず二度
追体験は追い込んだ
あたしは遺体に成りたいと思った
生じた総てが無くなる事を
望み 何時か崩れた
 
泣き崩れ膝を抱く
明るい場所が酷く辛く
引き留める正しい術が消えた
あたしの消失を願ったのに
あたしは何時迄も残る
 
顔がしょっぱい水で汚い
貧弱に汚れたあたしが居る
事実を 改変しないで下さい
あたしを此処に引き留めて欲しいのです
 
其れはイケナイ事ですか?


kei ☆メール ☆少女カタルシス



マイ追加