:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
騙してくれたら良いじゃあない? あたしの事 不細工と罵ったなら 早く御家に帰って下さい そうして明日も待って居るから ガタガタの煉瓦が積み重なって 嘘みたいな愛想を振り撒いて居るのは 果たして本当にあたしなのかしら 時々時間と軸がずれてしまって 大切な事を忘れてしまって居るの 誰に聞けば良いのかしら? 其れすらも もう判断が付かないわ 嘘でも良いの ママの腕みたいな腕が欲しいわ 大事にめでて抱きしめ続けて居て 行かないで あたしだけのダッチワイフ 華が狂い咲いて 勝手に咲き誇って 冗談じゃないわ 何時か枯れるのに 苦笑いばかり 空の青さと反比例した茶色く変色して 厭な臭いを放つ華を女の人が 今日も又買って帰るわ あたしはまた気付かれない様に 急いで枯れた華を毟り採る 醜い物が耐えられないと 汗ばんだ手のひらが気持ち悪くて 目を閉じて居ようと思う 忘れてしまえば空はもう 誰に何を求めて居たのかしら 一人暗闇を造って嘘を使って居ただけなのに もう 如何でも良いような気がして居る 御辞儀草の葉が全部閉じたら 夢を見に帰ると決めたわ
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