:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
朝が来た時にあたしがまだ生きて居たら 其れは奇跡に近い事実 逃げ腰のままあたしを見るのはもう止めて あたしは決して普通じゃないけど 決して狂って等居ないのだから 道標が折れ曲がって死んでた 道端の死骸 点と線で出来て居る躯 指先が冷たいのは 此処にもうあなたの温もりが見当たらないから 推定午前2時の体温は35、8℃ 遺棄したあの子の声が 冷たすぎるメロディになっていく 決して孤独ではないなんて 優しくもない気休めだけの嘘で あたしをまた惨めにさせるの? 白い包帯から滴る血液を思い出しては泣く 大嫌いだったのに愛されたいと望んでしまった あたしの思考に関連性を持たせる事は 最早不可能に近付いている 柔らかな女の肉 いつも忘れたり出来ずに 小さく萎んで枯れた 誰の名前を探して居たのかでさえ 今ではもう定かではなくなってしまった 辻褄合わせにあたしがあなたを抱くことなど 在る筈の無いことだとはもう分かって居るのだから
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