:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
足枷を外せなくなる 君の手を離せなくなる 永遠などない事は あの時知ってしまったのに 祭りの太鼓が聞こえる あれは誰の弔いだろう 祈りの音が腐っていく 自ら誘った夜も過ぎて 最初から満ち足りないけれど 唇が乾いて干からびて行く様に そっと君の事を思い出せるんだ 言い訳にもならない言葉に もどかしい昨日を見て居る 熟す前に落ちた果実を 並べた窓辺に漂う甘い匂いが 酸味を持って惑わせて居る 君の背中につけた頬に 繋げなくなる 紡げなくなる もどかしい言葉の渦は― 明日見た夢を掲げ… 縁日の神社に揺れる髪 金魚の朱が苦しみを増す 膿んだ傷が乾くまで― 綿菓子を頬張る子供が見て居る 外れなくなってしまった指輪 割ってしまえば楽になれるか? 無くした永遠を誓ってもいいのか
忘れ去ればいい それで何かが終わる
|