:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
望まない、望めない、中途半端な模型 崩れてく、途切れてく、夜に消えて行く 何もない、開かない、四隅に蹲る残滓 二つ目の鼓動が刻まれて くつくつ煮込まれて居る 好奇心は砂の様にさらさらと 猜疑心は雨の様にしとしとと しつこく続いて居る 猥雑な朝に陽が昇るのは うまく喋られないわたしの代償 あの時からちっとも変わらないわたしは 少しだけまた 臆病に落ちる 飾らない、譲れない、生き急いだ命 祟らない、意味がない、誰のせいでもない わからない、繋がらない、圏外の部屋 一つ目の鼓動を忘れそう ならない事だと言いながら 顕示欲は水の様に匂い立ち 神経質な空気の中で飛んで居る 五月の鳥の様に
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