:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
呼吸困難の夜 溢れる血液に飲まれ 呼吸は一路絶え絶えに 涙は二度も飲み込まれ 巨人の群れに踏み付けられる この身は麻痺し 沈み果て… この風に吹かれ 子宮が痛み 蹲るあたしがかさんでいる チック気味の右目が笑う 訣別した勇気を取り戻せる? …ううん、もう いいよ 必要なんてなかったから 誰を 何を必要としている? 治りかけた傷跡が痛むから 思い返してまた切り刻んだ あなたのためにあたしは居るの そんな朝に産み継がれたよ 煙草の火を消し 風を待つ 止まらない憂鬱に 鳴り止まない耳鳴りに 病み続ける時間に 吹き付ける夜風を探して居た 痛む下腹に 溶けるあたしを どうか誰か 覚えて居て
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