:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
君が好きだよ あたしを後ろから優しく抱いてささやく声 それさえあればもう何も要らない 首筋に唇をつけてそっと眼を閉じる 君の匂い―このまま眠りにつけたらいいのに 白黒反転させた世界に降り立つ 罪のない言葉が胸を抉る 爪先に宿る生命は君の温度を伝えていく 君が好きだとささやく僕の口が 君の唇 塞いでみようか 寂しさが本物か 愛しさが本望か 悲しみが突き上げて 優しげに滲み出す あたしだけだと言う君が嫌いだよ 君だけだと言うあたしが笑ったよ その胸に顔を埋め 余計な事を振り払い ただ 君の事だけ考えていたいよ 切なさの真相は 不可視の現実は この涙込み上げて 目頭が熱くなる
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