:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
この胸の中に秘めた唄を いつからか謳えなくなって居た 陰ってしまった日向の様に 光は滅却し、わたしを混乱の渦に落とし込んだ 隙間を生める様に書いて居た言葉も 言葉では埋まらない程の溝を作って いつしか忘れ始めて居た 想い人を喪い 書きたい言葉が燃えてしまう 誰かのために書いて居たのか 否 わたしの為に書いて居た筈なのに 失われた方向性に継ぎ足した文字が混ざり きれいはきたない きたないはきれい うまく紡げない言葉たちよ 届け、届け、君へ 失いの唄も 優しさの唄も 一時の言い訳にもならなくて わたしは繋ぐ声を無くして泣いた 泣いても泣いても もう 遠ざかる足音には追い付かない エンジニアブーツの爪先から 憎しみを迸らせても そこにはひとつの意味も無いのに 判らないは言い訳で しがらみに囚われるより 無理やりにでも君の物にして下さい
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