:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2007年09月27日(木)  滅却する文字

この胸の中に秘めた唄を
いつからか謳えなくなって居た
陰ってしまった日向の様に
光は滅却し、わたしを混乱の渦に落とし込んだ
 
隙間を生める様に書いて居た言葉も
言葉では埋まらない程の溝を作って
いつしか忘れ始めて居た
 
想い人を喪い
書きたい言葉が燃えてしまう
誰かのために書いて居たのか
否 わたしの為に書いて居た筈なのに
失われた方向性に継ぎ足した文字が混ざり
 
きれいはきたない
きたないはきれい
 
うまく紡げない言葉たちよ
届け、届け、君へ
失いの唄も 優しさの唄も
一時の言い訳にもならなくて
わたしは繋ぐ声を無くして泣いた
泣いても泣いても
もう 遠ざかる足音には追い付かない
 
エンジニアブーツの爪先から
憎しみを迸らせても
そこにはひとつの意味も無いのに
判らないは言い訳で
しがらみに囚われるより
無理やりにでも君の物にして下さい


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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