:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
何もかもを忘れたい白い夜 自棄に明るい窓辺に拡がる セピアの風景 闇を忘れた夜にはいつも 眠りを喪ったあたしが居る 白んで来るには未だ早過ぎると この胸の結論が白夜を導いて居る 誰もが静かに寝付く頃 細く窓を開けて白い夜の空気を吸い込む かさむ思いが狂おしく咲いて 愛しい存在を思い出させる 重い身体に響いた音を かき消す様に繋いで見よう 月も太陽も喪った世界に 白い夜が降り立って居るよ 眠りが遠ざかる 肌が粟立つ 寂しがり屋の子羊は寄添い この柵を越えられないから 今夜も 積み木を崩しては まどろんで居る
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