:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2007年10月11日(木)  本当も嘘

本当と嘘は近付きすぎている。
近過ぎてどちらでも構わないような気さえする。
朝日が色濃くわたしを照らすが
誰からも要されない儘に日々は流れた。
暑苦しい程に毎日抱き合った。
小さな部屋で、内包する秘密を守った。
何もないような顔をして擦れ違う廊下。
what's up?
抉るような気持ちで君を愛した。
14歳だった。
あの夏は、暑くて暑くて溶けてしまいそうな熱気に
君と解け合ってしまっていた。
小さな手紙と机の下に繋いだ手。
髪に埋めた顔 呼吸さえもどかしくて、探った身体。
 
本当も嘘も虚構染みてしまう。
空に返した手紙の残りが引き出しの奥に落ちていた。
引き裂けなかった2人で取った写真は奥深くしまい込んだ。
見えなくて いいように。
どちらでもかまわない。
きっとそんなことは、カタチに過ぎないのだから。


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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