:::排出系列:::
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わたしの抱える幾つかの問題はいつしか解決をみていた。滲む血の色を思い出してはうずく傷跡を縫う。テレビの中に開いた本のタイトルが誰かの名前を想起させていた。躓いても進まなくともいいのです。結局のあとに続く言葉はいつも同じ。君の顔が見えなくたって呼吸は続いて行くよ。 間違いを正したら背中にかかる魔法が溶けて消えてしまえばよかったのに。