:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
これは只 寂しさ故の望みだろうか 瞳の奥の熱や この確かな愚かさでさえ まるで膿むように痛み出してしまう 今はまだ 言語化できない想いを抱え 夏の湿度に 消えてしまいそうな恐怖心にさえ 只 今は すがって助けを求めてしまうの 信じても 憎んでも 解き放たれてしまうから 蒼い鳥 赤い魚 虹色の国 歪んだ自死を 自覚してしまいたい 泣き顔に似た寝顔に 繋がっていたいから 月の色 次の朝 約束の指 明らかな誤解に息づいた夜に これは最早 愛するがゆえの語弊だろうか 翻るドレスの裾に 爪の先を隠して 数多の日々を映し出しては 消した
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