:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
どのくらい離れてしまえば「遠く」になるのかな どのくらい近づいたら「近く」になるのかな 君との距離は近いのかな 遠いのかな 近くて遠い時間を追って見えてきたのは それだけの愛で繋いだ犬の尻尾 遠くて近い君の言葉が頭の片隅で 今夜もまだ眠れずにいる 軽い下腹部の痛みが いつかの後悔を甦らせて そういう意味ではわたしはまだ 前へ進めずにいるみたい 距離は果たして問題でもなく 晴れ渡る景色に手を繋ぎあっていたい 高い空に昇るように 想いは上昇する 繋がりなんて 結局は嘘 それは哀しすぎて 泣くこともできない あと8日 あの日がまたやってくるよ 君の頭の片隅にでもその記憶が座っていればいいなと 小さくとも願わずにはいられない 喪いという果てなき海の底に沈んだ あの声明が 私の中に息づいているうちは 忘れかけては 思い出して
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