:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
思い出に触れて寂しさを識る 癒されて自分の卑しさを疎まう 流れに抉られた高架下 繋がる過去と未来に生きていたい 何にも見えないほどに苦しみを背負わなくても 夜明けはいつも同じに訪れる 多くの生命が私の体で蠢いて居るのに 丸で違う世界のように繋がっては途切れてしまう 誰かと手を繋いで 太陽の元で息をしたり 離ればなれになった自身の断片に畏怖を感じたりしながらも 明日を疑うことなく 今日に行き着いていた あの日はとても冷たい空気と 寂しさで満たされていて 私の中は只管に空洞だったのに 目の前が暗闇だとしても いつかは変化が訪れて 突然の閃光に君はその目を眩ますだろう 世界中を憎んでも良いよ 自分を愛せなくてもいいよ 泣いていてもそれはそれでいいよ 雨は ほら 気づいたら上がっていて 雲の隙間から差す光が君を捉えて離さないから あの日の形容できない感情が 6年過ぎようとする今でも処理できないのは そうしたいと思えないからで だから 口先だけの忘却を今日も私は伝達している
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