:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
いつも雪は音もなく降り積もる わたしの願い事のように 音もなく続いている 自分の本音に気づかないふりをして 明日も同じように笑えるようにとただ 願っている 月のない夜 いつもの街灯の下に君はもういない 正しかったり間違っていたりそんなことは今は関係ない 変わっていく身体が 今はひたすらに怖いだけ いつも雨は悲鳴をあげて体を締め付ける 誰かの背中の染みのように世界中にはびこる匂い いつかの涙は無かったことにして 明日も同じように平凡な日々を祈るだけ 空をなくしても 永遠は平等なんかじゃなくて それが平常だとか異常だとか今のわたしには関係がない 繋がっている細い糸が切れないようにただ優しく繋ぐだけ 今日と昨日が違うように わたしと君が違っていただけ 今日と明日が通じたように 君とわたしが通じていただけ 月のない夜 永遠はつまらない悲鳴をあげた 流されたり揺るいだりなんてたいした問題じゃない 変わっていく精神が今は只悲しいだけ
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