:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
人混みを縫って歩き出した 皆が誰もに無関心 そんなわたしも無関心 前向きに後ろ向きに進んでは戻り 戻っては歩いた 数えきれない程の人と出会って別れ いつしか君は虫の息 あなたのもとへ 行くつもりは毛頭ないと 口先で嘯いてみたものの 他に行く宛てもなく やり場のない身体が 逃げ道を模索している 生活はやがて廃退した 君とわたしは分離体 不調和な景色に見ただけで 爪先を引っ掻けても行き詰まり やがて流れ出した あなたの世界 そんな場所に居たくないのに 足早に目指した先はそこ 行き場のない思いが 体中を浮遊している
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