2001年07月18日(水) |
『平成市村座・市村座の怪人』 |
市村座が旗揚げしてから5年…。 どれほどこの日を待ちつづけたでしょうか。(T-T) 名古屋公演ないし、スケジュールがあわなかったり…ずっと見逃していましたが、漸く、観劇できました。 内容は…面白かった!(^^)の、一言に尽きます。 市村さんの舞台はいついかなる時も楽しませてくれるので好きなのですが、今回は格別でございました。 市村さんは人を楽しませるということにかけては天才的だと思います。
もう、耳にお馴染みのあのメロディが…聞いたことあるようでいて、微妙に別物になっているという素晴らしさも感嘆いたしましたが、市村さんの多彩な演技がぎゅぎゅっと凝縮されていました。 『栗栖ちぬ』…その一言だけでも笑えるのはさすがです。 『クリスマス・キャロル』で1人54役やっただけのことはあります。 今回も何役もやってらして、その度に役が全く個性を変えてるのは吃驚したのを通り越して脱帽です。 わたしは、オークショナーが好きかも…(^^; ここまで、キャラクターを演りわけられる方は何人もいないと思います。 道具の使い方とかも…興味深いです。 シャンデリアが…道成寺の釣鐘に変るのも素敵(笑)でしたが、オルゴールが三味線になっていたのは…笑うしかないでしょう!! 『オペラ座の怪人』の四季オリジナルキャストだと強調してましたが、もう…そんなことは忘れ去られ、『市村座の怪人』のインパクトだけがいつまでも残るでしょう。(笑) アンコールで予定外に『私は私』…でした?『ラ・カージュ・オ・フォール』のあの曲。 あの曲も聴けたのです。本当に予定外だったらしく、ピアノの人とか、帰ろうとしてたのに呼び戻されて…焦ってました。(笑) 千秋楽だけの予定だったらしいのですが、意外に盛りあがったので気分をよくした市村さんからのサービスでした。 こういうサービス精神旺盛なところが市村さんを好きな理由かもしれませんね。
ええ、『ハムレット』の先行予約申し込みをしてしまうくらいには、面白かったんです。(^^)
ただ、この舞台中にいやなことがひとつ… お隣の席にいた男の人がぶつぶつ呟く煩い人で…せっかくの舞台が充分楽しめませんでした。 『くうぅ〜〜、俺も(市村さんと)握手してぇ〜〜!!』 とか。 …そうか、したいか。(笑)でも、市村さんはきっといやだと思うよ…?(爆笑)
他の方への迷惑も考えて、上演中は静かに観劇しましょう。(-人-)
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