2001年11月02日(金) |
『おやすみ、母さん』 |
『おやすみ、母さん』…白石加代子さんと渡辺えり子さんの2人芝居。 普段、ミュージカルを見ることが多い私にしては異色な作品でしょう。 しかし、白石加代子さんが好きなのv(*^^*) 好き…というには語弊があるかもしれません。 好き・嫌い…そのようなレベルを通り越してあの方の演技には魅せられました。 それほどにすごい女優さんであることは既に知られていることと思いますが…。 そして、その方と渡辺えり子さんの共演となれば、期待せずにはいられないでしょう!!! で・す・が…(^^; まず、観に行った感想が『あれ…?』でした。(苦笑) 今回も毒や棘を撒き散らすことになりそうです。 すみません!ごめんなさい! いろいろと想像して過剰に期待をしておりました。 とはいえ、面白くなかったわけではございません!! 充分に、面白かったです! でも、その面白さって『枠』にはまった面白さだったんですよぅ〜!(;。;) 私はその『枠』をぶち壊しかねないお二人のパワーを観たくて行ったのに、ちんまりとまとまった舞台でございました。 やはり、演出家が女性だから…?(差別する意図はございません。ただ、私が女性の作り上げるものに感動することが稀な体質なだけで…) また、白石さんに呑まれてしまったのか、なんなのか…渡辺さんに勢いが感じられませんでした。所々とちってたようでしたし…タイミングのズレも何回かありましたね。(^^; そう行ったことが原因なのか、イマイチなでき映えでした。
とてもシュールな内容なんです。 明日の天気の話題でもするかのように娘・渡辺さんが母・白石さんにむかって『自殺するの』ってさらりと言ってのけるなんてのはさすがです。 さらに、自殺を止めようとお母さんがいろいろな手を使って説得します。 結局、娘を止めることはできないのですが…。 そのお二人のやりとりは軽妙でとても楽しく、他の役者さんの方がいいなんて考えられないほどでした。内容はそういうのなのに、たくさん笑えました。 たくさん、ホロリ…(;_;)とさせられました。 舞台の上は、いかにもアメリカの家庭らしい楽しく優しい雰囲気が流れてました。 でも、ダメだったのですね…。イマイチ、何かが足りない。(^^; それは勢いだったり、役者さんの演技の固さだったり…演出家と私の感性の違いだったり…そんなものですが、どこか、チャンネルを間違えたような違和感が漂ってました。 その違和感の正体は私が未熟なために明確にすることはできませんが、それさえなければこの舞台はもっと素晴らしいものになっていたのではないでしょうか。 それだけが残念でなりません。 そして、ごめんなさい! 4列目の席だったにも関わらず、途中で少々寝ておりました。(爆)
※それとは関係なく、嬉しかった事柄※ 舞台で使われていた冷蔵庫が昔、自分の家で使用していたものと同じだったこと… 小さな頃、私はその冷蔵庫が好きで、そして長年にわたって私を育ててくれたもとですので(笑)、非常に懐かしく、嬉しかったです。 もう、とっくに自分の家にもなく、古いものだけにどこでも見ることが叶わないだろうと思っていたので…。
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