『HONK!』…それは『みにくいアヒルの子』…タイトルは白鳥の鳴き声です。 よく知ってる童話のまま話が進められていくので、とてもわかりやすいミュージカルでした。 コメディなんで、楽しく観ることができました。 ナニを思って観に行ったか…それはアグリィ役の美勇士(みゅうじ)君。(笑) アン・ルイスの息子さん…といえば、わかる人も多いのでは…。(^^; …ミーハーだって笑ってくれてもいいです。(///)
チラシを見て、その美勇士君の初舞台!鳳蘭さんとの共演!…とのことだったので、さくさくチケットを取ってました。(その割には発売日を忘れてたけど…) でも、その後で前評判がかなりいいらしいことを知ったので買っておいてよかったです。 当日も、席はかなり埋まってました。まあ、2日間だけってのもあるでしょうが。年配の方が多かったのは鳳さん人気…?
で、どうだったかといえば…学芸会に出てくるようなセットを見て、ちょっとブルーになりかけましたが、かなりよかったです。 セットには大した仕掛けはないけれど(苦笑)、ぴしっと締まったいいカンパニーでした。 一人何役もやらなければいけないせいか…芸達者な人が多かったですね。 深沢敦さん、高品剛さん、石川禅ちゃん(この人はなんとなく…「さん」よりナチュラルに「ちゃん」をつけてしまう…)、池田有希子さん、有希九美さん、山田麻由さん…など。
しかし、金髪にミニスカート姿のアイーダ=鳳さんを見た瞬間、気が遠くなりかけました。 アヒルだからしょうがないんですけど、オレンジ色のタイツもすごかったです。(^^;;; いや、それはそれである意味キュートだったんですけどね…今週のびっくりどっきり大賞!…っていうか。いつものかっこいいイメージの鳳さんではなかったので、意外だったというか。
衣装は…アヒルだから、白鳥だから、七面鳥だから、その他の鳥や猫だからといって着ぐるみではありません。(笑)でも、そこはかとなくそのイメージが伝わる衣装で…そういう点では秀逸なミュージカルだと思いました。 グレイの野暮ったいスーツ姿のアグリィもいじめられるのがわかる…みたいな。 猫役の川崎マヨマヨ…気障なスーツ姿でしたが、髪をネコ耳に見たててた様ですが…その姿はまるで、サリーちゃんのパパ!(爆笑) マヨマヨが出てくるたびに笑ってました。 今まで、ジャベール=マヨマヨなどは嫌いでしたが、この役はいいです♪ コメディのなかでも思いっきり笑わせてくれました…演技はお上手じゃないですが。<とても失礼…(^^;
美勇士君は意外に(と言っては失礼なのか…)上手かったです。演技もメリハリきいてたし、歌も…CD出してるだけあってなかなかイイです。 度胸や間とか、とても初舞台とは思えないんですけど。 何より、鳳さんとのデュエットで全然負けてないってところが…! (声量はこれからもうちょっとがんばってほしいところですが…) 大体、親が歌手だからといってその子供も上手いとは限らないんですが…(^^;…美勇士君はなかなか上手いです。 ファ#がとても綺麗で…音もよく伸びてました。…で、ついCDを買ってしまいました。 …ミーハーだって笑ってくれてもいいです。(///) 数年後とかに『RENT』出演してくれたら…とても面白いかもしれません。
ただ、白鳥になった時の姿が衣装を替えただけであまりビューティーアップしてない…。 (ーー;野暮ったいみにくいアヒルの子の方がキュートでした。
…でも、なんだかんだいっても綺麗な曲が散りばめられていていいミュージカルでした。 1幕の『かわってる』では、アグリィが〜違ってることが何故いけないの?〜って歌うところでは何故か、肯いてました。 そのほかにも、『母の涙』や『君に会えて』や『誰かが君を愛してる』…ホントに、綺麗なメロディラインで…作曲家のジョージ・スタイルス氏って今まで知らなかったんですけど、いい曲を書いてますね。
しかし、私はこの底抜けに明るい、楽しいミュージカルをアメリカ発だと思いこんでましたが…英国発でした。(^^; だって…鳳さんの衣装が、ポップでキュートな50〜60年代のアメリカ〜ンってカンジだったものですから。(苦笑)
ホントに、約2時間半…やられっぱなしだった気がします。 今度はもうちょっと長期間で再演してくれると嬉しいかな。
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