Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2002年08月14日(水) 『フル・モンティ』

初めての来日ミュージカル!…のような気がします。
『big!』以来の東京国際フォーラムCホール…のような気がします。(いつも帝劇行く時の通り道だけど)
『big!』の時も思ったけど、何故ここの公演のときはグッズ類が非常に豊富なのだろう。
携帯ストラップにクッキーにミニタオルにTシャツ、ポスターetc…薄っぺらいプログラムに1500円を払うかどうかでさえ、一瞬躊躇しそうになったのに…そんなにもいらないです。(-_-;
それでも、プログラムだけはやっぱり買いましたが…。
以前は2階席で…結構大きなホールのような気がしたんですが、今回1階席に行ってみたらあまり大きさを感じなかったです。
やはり、2階席の遠さが問題だったのか…。(-_-;
そして、来日ミュージカルなので『英語』でした。<当然。
字幕付っていうから、どんな風に字幕を流すのかと思っていたら、舞台の左右に電光掲示棒(笑)が。(こういう言い方はしないと思うけど、こう呼んでしまいたい)
でも、左右についてるそれが鬱陶しくって無視しようかと…思ったのですが……(>_<)…現役を離れて久しいために、ヒアリングは断念しました。うっ、歌の部分だけなら何とかわかったんだけど、台詞部分は早すぎて…f(=_=;
そして、結局電光掲示棒(笑)のお世話になる私…。

ま、端的に言って本当に『フル・モンティ』(素っ裸)でした(笑)。
でも、ほんの一瞬だけ見せて…あとはライトで隠されてしまいます。でも、下品なストリップショーになってなくって上手い具合に演出がされてました。
サイドからなら本当にそうかよく見ることができると聞いていたので、サイドの席でも良かったのですが、こういう時に限ってセンターでした。しかし、12列目のセンターなので、非常に舞台は観やすかったです。音響的にもイイ席でした。
話の内容は、ほぼ映画のダイジェストのような感じでしたので、ストーリーは語るところがないんですが、出演してた人達がトニー賞の授賞式で見た人とは別人だったようなのでちょいがっかりしました。しかし、来日公演と聞いた時点で諦めていた部分もあったので、それはまあいいです。どうしても観たい人が出ていた舞台だったわけでなし。
ダブル・キャストな主人公の息子役の男の子がかわいい方の子だったので文句は言いませんとも!(^^;<ショタコンじゃないです…念の為に。
『フル・モンティ』になるのがさえない男たちとわかっているから、それくらいの潤いはあってもいいのではないかと…。(苦笑)
どこにでも転がってそうなごく普通の人っぽい人達ばかりだからこそ、それだけに笑えるのですが…ストレートじゃなさそうな役者さんが舞台上で『俺はストレートだ!』って言ってるところなんか特に…<それは笑うところじゃない!(^^;
真偽の程はともかくとして(笑)、随所で笑ってきました。
しかし、後ろから役者さんが舞台に向かって走ってきた時は驚きました。
いや、そういう演出だって知らなかったから…ファンが走り寄っていこうとしてるのかと…(^^;

ブロードウェイミュージカルはテンポよく、コミカルに進んでいくので好きですが、アメリカン・ジョークが効いていて、よかったです。
会話が面白いんですよ〜。スラングも入ってて、ちょっとえっちくさくって。
さえない男たちのストリップってのが…また笑えました。
ボンレスハムが脱ぐのって…そりゃあ勇気がいるでしょうとも!(力説)<他人事じゃない

まあ、日本人との違いといえば…先ずあげるのがソウル!
それから、パワー!
黒人のあの響く歌声と先天のリズム感は日本では培うのが無理なものでしょう。
豆腐を食ってたんじゃ、あの肉をがつがつと食べるパワーには叶わないと思いました。…といいながら、こう暑い日が続いてはお豆腐のが美味しいんですけどね。
そして、表現力の違い。
…日本は遠慮が美徳な国で、自分の個性を押し出すより、全体と足並みをそろえることを叩きこまれるところがあるのに対して、あちらはここの個性を重視してくれる国だから、テクニックだけでなく、潜在するものが全然違いますね。

曲は覚えやすく、いい曲が散りばめられていましたが、冒頭の『Scrap』という歌は…今の状況では笑えませんね。(^_^;
失業してその現状を嘆いていた歌ですから。なんだか…これからの姿を見るようで…そのうち、職場でこの歌を歌ってたらやばいかもしれませんね。
でも、やっぱり『フル・モンティ』かどうかを観に行っただけのよう…とはいえ、ブロードウェイミュージカルは元気のある曲がいっぱいで元気でました。
『Let it Go』も壮観(笑)でしたしね。この曲は特に覚えやすくて好きです。
そうかと思いきや、主人公ジェリーが息子のベッドサイドで歌う『Breeze off the River』というしっとりとした曲もあり…でも、これって川の流れのように…ってことなのかなぁ?
どうしても、字面だけ見るとあの御方の曲を思い出してしまうのですが…(^。^;
そういえば、映画とは全く音楽が違ってたんですが…作曲家の方が(この方は面白いことにミュージカル嫌いらしい)『映画の曲は使わない!』というのを条件にこの仕事を受けたらしくて、おかげで映画のダイジェストのようでありながら、全然違ってて楽しめました。
しかし、残念だったのが…なんだか出演者達がいまいちノリが悪いような気がしたのです。ご機嫌が悪かったのでしょうか。それとも………慣れない国の酷暑で疲れてるのでしょうか?(猛暑も通り越してこう呼ぶらしいです)
大変でしょうが、もう少し頑張ってほしい…かな。

去年のテロ以降、アメリカではスポンサーが手を引いたりして、公演を続けられなくなったりしたミュージカルもあって大変だということを聞いていますが、やっぱりこういうミュージカルを見ると元気になれるので、頑張ってほしいと思います。
ブロードウェイも、オフも…。
どうせなら、『プロデューサーズ』も来日して〜〜〜〜っ!(T△T)
でも、『ジェーン・エア』は来日じゃない公演を希望。
あの役をあの御方にやってほしいから〜♪(笑)


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