2002年12月12日(木) |
『能・狂言・京舞の夕べ』 |
まあ、以前に『オイディプス王』を観たし、今度は萬斎さんの本職の狂言を観てみようじゃないか…などと思いつつ、『葵上』を密かに楽しみにしつつ…観に行ってきました。 でもまあ、結構迷っていたので、誘ってくれる方がいなかったら観にいかなかった演目かもしれませんが。
しかし、結果はハズレかも…。(。_。; 『萬斎さんの追っかけ』といいつつ、この演目に誘ってくれた方すら隣の席で寝てたくらいですから。
京囃子の『海士』は何がナニやらよくわからず。
狂言の『隠狸』は3つの中では一番わかりやすいけれど、くすりとした程度の小笑いで。 萬斎さんの狂言は『華がある』とか『出てきただけで空気を一変させる』と聞いていたので非常に楽しみにしていたのですが、ファンの欲目の意見でしかなかったことに気づかされ、後見がごついおじさんだったのが不満でした。まだ、同じ和泉流でも山脇のお家の方が後見をかわいい女の子にやらせていたのでその方がいいなぁと思ったり(笑)。
京舞の『葵上』に至っては…冗長。 総出演というカンジで舞台上は賑やかでしたが、もっとこう…無駄なものを省いてもいいと思いました。 それぞれがそれぞれの分野を主張しすぎて、互いを牽制しあっているよな印象を受けましたし、あまり内容が練れてないと思いました。
普段、動きのダイナミックなミュージカルに慣れているせいなのか、私の勉強が足りないのか、結構退屈でした。
そして、最後に叫びたいのが…
あんな六条御息所は反則だろう!
ってことです。 伝統芸能もたまにはいいですが、上演中にビニール袋をがさがささせている人がいたり、客席の年齢層は高かったので居心地が悪かったし、今度はきっちり勉強してからにします(苦笑)。
この時期にきて、今年最大級のハズレでした。
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