一部の方にご迷惑をおかけして、直前まで紆余曲折あったのですが…何はともあれ『人生最良の席』といえるでしょう。<その節はお騒がせをしました。m(_ _)m
だって、最前列! 憧れの…足を伸ばしてゆったり観劇ですよ! 『Phantom』でも、『Beast』でも、最前列ど真ん中という席になったことはあるけれど…名古屋と帝劇とじゃ、嬉しさの重みが違う。(客席数が倍近く違いますからね) ちょこっと左サイドだってのがアレですが、よかったです。 とっても幸せ〜♪ しかし、席に着くまでは4列目だと思ってたとぼけた私…。 オケピットのこと忘れてて…ハズカシー。(>_<)
西田さんとも吉野さんとも目が合った、祐一郎さんにも井上君にも見つめられた…ような気がする席(笑)。そして、井上君の唾が飛んでこなくてよかった席(笑)。
もう、それだけで幸せでした。(*^^*)
最前列で、しっかりはっきり細かな表情から仕種から観てきました。 しかし、井上君の表情に眼を奪われながら、吉野さんの存在が気になりながら、市村さんの演技に酔いながら、久世さんの美貌に見惚れながら…やはり、あの方が登場するだけで自然と眼と耳はそちらに釘付け。 やはり、私は『歌の祐一郎』に弱かった。(。_。;
でも、第一声で…それだけで劇場中の耳目を集めるのは流石ですね。 例のご不浄のシーンはナンですが、もう彼に演技を求めるのを諦めて久しい(失礼)ので、存在感のあるコロレド大司教様という役はすごく好きです。 『何処だ、MOZART!』がお気に入り〜。 そして、マントを翻す様がなんとも素敵。観た人だけがわかるあの端麗さ…<やはり、その昔、背中に物差しを入れられた成果の賜物ですか? しかも、祐一郎さんはその時々『やるべき役』にうまく巡り合ってる気がします。(それについては、賛否両論あるでしょうが。(^^;) だからこそ、舞台に立ってる時が一番いい表情をしているのだろうな…とも思うのです。 写真だけ見た時は『なんて格好!』って思ったものだけど、舞台で観てみるとすごく長身に映える!難しそうな、そして綺麗なメロディラインも自分のものにしているし、この役は他の人じゃ考えたくない…。
とまあ…欲目とフィルターのはいった意見はこのくらいにして。 『MOZART!』のストーリーとかについて語りたいです。
モーツァルトって…周りにいたらヤな奴かも(笑)。 家族や友達を振りまわして、母親を死なせて…それでも我侭放題に遊びまわってた。 これって、才能がなければただの穀潰し…。(^-^; 天才ってのはどこかぶっ飛んでいるというわかりやすい見本のようですね。 でも、実際もそんな風だったらしいし。 モーツァルトが姉に宛てた手紙というのを見たことがあるけど、すごかったです。 ぐるぐる回転してて…読みづらそうだけど、小学生くらいに一度はやったことがあるような手紙の書き方…ということを思い起こせば、稚気に溢れていたと言えなくもない。 心が子供のままでいられたからこそ、あんなにも傑作を残せたのかも…しれない。 しかし、モーツァルトを語るなら忘れて欲しくないのが『サリエリ』! 私は…(><)最初、『MOZART!』上演を聞いた時に思い浮かべたのが『アマデウス』だったので、『サリエリ=祐一郎さん?』って思っていた! 映画では師弟愛(?)と才能への嫉妬の狭間で煩悶するサリエリが好きだったので、ミュージカルもそういう内容だと信じてました。 (でも、実際、祐一郎さんがやるならヨゼフ2世(でしたっけ?この時代の皇帝…)向きかも…って思ってました)
………それにつけても、サリエリに出てきて欲しかった。(T^T)
ついでに言うなら、ノイローゼで死を選ぶモーツァルトより、ミステリアスな死を遂げたモーツァルトのほうがいいような気がする。<個人的嗜好の問題
だから、1幕はすごく見ていて楽しいのに、2幕は何処か違和感がある。 話運びが強引というか…辻褄を合わせるのに精一杯で何処か楽しめないというか。 もっとこう…別の結末を望んでしまうというか。(^^;;;
もっと2幕が締まってるミュージカルだったら、もっといい舞台になると思うのです。
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