2002年12月28日(土) |
『MOZART!』&『マンマ・ミーア!』 |
観るたびによくなっている…驚異的なスピードで成長を遂げたミュージカルだと思います。 10月の日生劇場で観たときにはごった煮だとか、風呂敷広げすぎだと言っていたのが観るたびに好きになって…今では裏ベスト1!(^^)
このまま、もう2〜3ヶ月くらいは観続けたいくらいいいミュージカルです。 公演を観にいけない日には殆どこのCDを聞き続けているほど好き。 何度聞いても聞き飽きることがないほど好き。 それなのに、もう終わってしまうなんて…………(;_;)
結局中川版のCDも買ったし、プログラムは3冊目か…。<思いっきり東宝に踊らされている(笑)
やんちゃなモーツァルト、深い愛情を注ぐ父・レオポルト、キュートなコンスタンツェ、苦労性の姉・ナンネール、気品あふれる…舌を噛みそうな名前のヴァルトシュテッテン男爵夫人、可笑しいウェーバー一家、存在感溢れるコロレド大司教様、腰巾着のアルコ伯爵、気になって気になって仕方がないシカネーダー…その他の、名前のない役に至るまで愛すべき登場人物ばかりで、どの曲を取ってみてもテーマ曲にしたいほど綺麗でメロディアスな数々の曲が惜しげもなく使われてるし、シンプルだけど画期的な舞台装置とか… もう観ることが適わなくなると思うと愛しさもいっそう増します。 例え、『ああ〜ん?』と思うようなあの方のあのシーンがあったとしても。 今日の舞台ではオーバーアクションに磨きがかかってて御髪が乱れるほどでした。笑いも大きくなってましたけど…やっぱり、皆諦めているんだろうな。<それとも、私の心が狭いだけ?(^^; 小池先生…あの方の暴走を止めてください。
それから、カーテンコールの時にいち早く千秋楽を迎えるアマデ楓ちゃんを労い、モーツァルト一家のご挨拶がありました。 4人で出てきた雰囲気はとても暖かなもので、本当の家族の肖像のような感がありました。 楓ちゃんが『3時間黙っているのは辛かった…』と言っていたのを聞いて大きく頷いてしまいました。 客席にいても一緒に歌いだしたいくらいいい歌ばかりでしたから、舞台上ではさぞかし辛かったことでしょう。
明日は千秋楽です。 しっかりと見納めしてきたいと思います。
その後、またしてもハシゴしました。 新しい劇場がオープンと聞けば、どうしても見てみたくて…(笑)。 今度の劇場はお洒落なお店が近くにいっぱいあるので、ビフォア、アフターが楽しくなりそうです。(^^) 『海』というだけあって係員の制服はマリンブルー。どこかのホテルの従業員みたいなデザインでしたが、係員を探すときにわかりやすくていいです。 今回、チケットの発売日からだいぶたってから取ったので、『いい席』ではなく、『お得な席』ということを念頭において取ったのですが、観やすかったですよ。2階席のはずなのに、『3階まで階段で上ってください』と言われたときには『ナニゴト?』とかって思いましたが…。(^^;
『マンマ・ミーア!』は母親だけに育てられた娘が父親を探すために母の元彼3人を結婚式に招待する…ということから繰り広げられるドタバタコメディなのですが、父親は誰かということを追求せず、3分の1ずつ父親とするところがとてもいいなぁ…と、思うのです。 真実よりも、皆が納得できる形を模索するところが何ともほんわりとします。
とても元気がよくって会場中がとてもノリノリ(笑)でした。 ABBAの曲だから、どこかで聴いたことのあるメロディばかりで…一緒に歌いだしたかったです。 じっと座っているのではなく、踊りたい衝動に駆られました。 それだけ、楽しくノリのいいミュージカルでした。 カーテンコールなんてダンスショーの後、コンサートといった雰囲気でしたからじっとなんてしていられない1階のお客さんたちが盛り上がっていたので、今度は私も1階席を取りたいと思います。<羨ましかったらしい…
保坂さんが20歳の娘を持つ役をやるようになったと聞いて少なからずショックを受けてましたが、観るとそんなものはどこかへ吹っ飛んでしまいました。 これは…他のキャストでも観てみたいです。(^^)
とにかく、はじけてて楽しさいっぱいなミュージカルなので、元気のない人、疲れている人にお勧めしたい作品だと思いました。 いろいろ新しい楽しみも見つけましたので、また観にいきたいと思います。
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