Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2002年12月29日(日) 『MOZART!』大千秋楽

…これは、私が勝手につけたわけではなく、カーテンコールの時に言ってたものです。その呼称に相応しく、いつもより大きく声を出しております。いつもより多く声を伸ばしております。いつもより演技に力を入れております。いつもよりお茶目な悪戯を仕掛けております。…な舞台でした。
しかも、それを2階とはいえ、最前列のセンターから観るこの贅沢!
おまけに千秋楽だからか、ミュージカル好きが多くて拍手も多いし、手拍子のリズムも心得てる方が多い…。<皆さん、リピーターですね。

例えば、いつもと違う場面…シカネーダーの登場シーンでいつもは『知らない』と言ってた人々が声を揃えて『エマニュエル・シカネーダー!』と叫んだ時には大笑い!
それに怯むことなく『私も有名になったもんだ』と返した吉野さん。
『ラ・カージュ・オ・フォール』に出ていた時にはあまりぱっとしない役者さんだと思ったものだけど、すごい成長振りですね。

それから、あの方のあのシーンではいつもよりオーバーアクション。
ただでさえ可笑しいシーンがさらに可笑しく…本当に、アレでいいのか。
機会があったら小池先生に聞いてみたいものです。
しかし、腐っても『歌の祐一郎』<腐ってない!
いつもより声が伸びております。いつもより声が響いております。
ファントムの時に聞いたあのバズーカを彷彿とさせる美声を披露してくれました。『神よ、何故許される』では鳥肌が立つほどぞくぞくする素敵な歌でした。嗚呼、あの声を聞けるだけで、前述のシーンなどもはやどうでもいいです(笑)。

そして、大千秋楽の言葉に恥じないとてもスペシャルな出来事がありました。
ウェーバー氏を演じた松澤重雄さんの進行でキャストを一人一人紹介、一言ずつのご挨拶という…とても素敵なプレゼントがありました。予定では、3時半くらいに終わるはずが、劇場を出たときには4時半くらいだったくらいには素敵なプレゼントでした。
本当なら、すべてについて語りたいのですが、割愛して…特に美味しいところだけについて語りたいです。
今後の予定を宣伝してゆく人もいれば、久世さんや西田さんはほろりと泣いている。高橋さんは『小道具』のプレートを首から提げて出てくるし、祐一郎さんは客席からかかった『サイコー!』の声に『本当にそう思ってるんですか?』とかって言うし、市村さんは箒と塵取り持参で、腰には金槌とかを巻いていた…やはり、一味違いますよ。

それから、松たかこさんがいらっしゃったことですね。
アマデを演じた子供たちも3人揃ってました。
明音ちゃんはこの公演の間に6センチも背が伸びたとか、良君はジャケットなしでの登場だったので、松澤さんが『良君はジャケットを忘れたわけでなく、楓ちゃんと使いまわしてるんです』ってフォロー。
子供たちの衣装はウェーバー氏の衣装よりもぜんぜん高いそうです。久世さんの衣装や祐一郎さんの衣装のお値段も気にしてましたし、松澤さんって………。(^^;
しかし、しっかりした子達で、松澤さんぜんぜん負けてます(笑)。

でも、最も特筆すべきは全員の紹介が終わったあとで井上君の『影を逃れて』をもう一回披露してもらえることになったのですが、その途中で中川君が出てきて、一緒に歌ったんです!

初めての生中川君(笑)。

二人で歌う『影を逃れて』は何ともいえない味わいがあって…胸が熱くなりました。(;_;)
…やっぱり、一回くらいは中川君で見てもよかったか。(^^;;;

キャスト全員が揃った様はさながら家族の肖像といったカンジで、とてもしっくりくる構図だったので一枚の絵画のような気さえしました。
昨日、モーツァルト一家の4人が出てきたときもそう思ったのですが…それはごく一部だったのかなぁという思いがしました。

本当に、終わってしまうのが悲しい…いいミュージカルでした。
絶対に再演してほしいです。<中川君観てないから(苦笑)


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