Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2003年05月12日(月) ドン・ボスコチャリティーステージVol.5『テノールな男たち』

東儀さんと綜馬さんと井上君…そして、構成、演出は小池修一郎さん!

…とくれば、『観に行くしかないでしょー!!』と,やたらと張りきって行ってきました。しかし、急遽、決まった(思い立った)予定だったのでいろいろと不都合がなかったわけではないのですが、そんなものは楽しい舞台の前には塵ほどの問題でもありません!

東儀さんのイラストのチラシを見た時点でもう、心が鷲掴みにされていたのですが、実際の舞台は…

同じ時代に生きててよかった〜!(p^−^)p 

…そんな気分です。
本当にいいモノを観れました。

『雅楽meetsミュージカル』というテーマだそうで、2部構成になっていて、1部では雅楽の世界を、2部ではミュージカルの世界を堪能できるという構成でしたが、ここでしか観れない共演を楽しめました。

全体的な進行は気のいいオジ様であり、スパイスたっぷりなウィットのきいた村井国夫さんが務めます。

まず、狩衣姿で登場…東儀さんかと思いきや、井上君!そして続いて綜馬さんに村井さん。そして、東儀さんの登場。
これだけでも珍しいですが、4人で『二星』の朗詠…一番、余裕のないのはやはり井上君でした(笑)。がんばれ!
歌の前に『織姫と彦星の出会いと別れの切ない歌です』って解説する東儀さんの横で『俺が彦星、君は織姫』ってなカンジで勝手に役を振当ててる綜馬さん@おちゃめ。
困惑しながらも、お父さん(by『エリザベート』)の言うことには逆らえない井上君が微笑ましい。

その後はゲストのマリア・ガンボツさんのハープ演奏。
以前、日本に住んでらしたそうなので、日本語がとてもお上手。
声だけ聴いたら、日本人と区別つかないでしょうね。

『アヴェ・マリア』が聴けたんです!
凄く好きな曲なので、嬉しいのは勿論なのですが、綜馬さんと井上君が歌うんですから幸せオーラ全開でした。(^^;
凄く綺麗なハーモニーで…オペラシティのコンサートホールという場所のせいもあって、天上から音が降ってくるような感覚でした。
やはり、ここは音響の効果が凄い。
ただ、トークとなると、音が反響しすぎて聞き取りづらかったのが難点ですが。きっと、2階の方がトークは綺麗に聞こえたのではないかと思います。

その後は東儀秀樹オンステージ。
『Tears in Heaven』、『生きてきた僕たちへ』、『イマジン』…これも珍しくギターやピアノの弾き語りで。器用な方ですから、何でもやりますね。
東儀さんの声はハイ・バリトンだと思ってたので『テノールな男たち』というタイトルに引掛かりがあったんですが…歌声はきっちりテノールでした(笑)。
喋ってる時と歌ってる時の声が違いすぎますー。
その後は雅楽師をアピールするかのごとく、『I am with you』…以前、コンサートでも聴いて、お気に入りの曲だったので、また聴けて嬉しかったです。(^^)
『光降る音』では、ゲストの草刈民代さんと高岸直樹さんが曲にあわせて踊ります。
無駄のない踊るための身体に溜息…一瞬一瞬の動きが凄く綺麗なのですが、なぜか、海底で揺らめくイソギンチャクを連想してしまって…笑いを堪えるハメに。
何故だろう…?♪〜( ̄ε ̄;)
幻想的で素敵だったんですけどねぇ…<言い訳っぽい。(^^;;;

そして、30分の休憩…あたふたとロビーへ向かい、サンドウィッチとオレンジジュースをぱくつく私。…お腹すいてたんです。(^^;
こういうところの食べ物は高くてまずいってのが相場なのですが、カニのサンドがまあまあ美味しかったですね。

そして2部はお待ちかねのミュージカルタイム!

オーバーチュアは『アニーよ銃を取れ』でした。
オケは幾分、こじんまりとしてマエストロもいない…。
ピアノの方(音楽監督)が兼任してらして、なかなかに大変そうでした。先日、『オケピ!』を観たばかりだったので、その苦労が窺えました(笑)。

でも、次の『ショーほど素敵な商売はない』なんて、まさしくその通り!と、肯いていた私。

そして美味しい綜馬さんと井上君のミュージカル・メドレー。
『ウエストサイド物語』とか『スターライトエクスプレス』に『マイ・フェア・レディ』!
美味しい部分ばかりをつまみ食いできるから、こういうコンサートは大好きです。
しかも、『スターライトエクスプレス』なんて、ただでさえ曲の広がりがあるのに、綜馬さんと井上君という組み合わせでやるものだから…曲の奥行きがものすごく感じられて…魂がごっそりと抜かれました。降りしきる音に全身を刺貫かれた(笑)とでも言うんでしょうか。誰かに見られてたら『また目がハート型になってた』って言われるんだろうなぁ…。

それから、行けなくて悔しい思いをしていた『ファンタスティックス』!
井上君は『エリザ…』の頃は甘ったるいだけのルックスだったのに、いい表情をするようになりましたね。男は牙と毒があってなんぼのもんだ!…ってのが私の持論なので、これからが楽しみです。
う〜、重ね重ね『ファンタスティックス』を観に行けなかったのが悔しい…。

そんなこんなで脳味噌は沸騰状態でした。
…なので、『アルゼンチンよ、泣かないで』のために井上君がお着替えしてる…と聞いて、頭に浮かんだものはエヴィータの白いドレスでした。(ーー;
井上君なら似合うかもしれないけど、どうしてそういう発想になったんだろう。
勿論、井上君は白いドレス姿などではありませんでした。

でも、小池先生がそんなもので済ませてくれる筈がなく…!
次はある意味、もっと凄かった…。
東儀さんが歌う『最後のダンス』(笑)。<笑うところじゃないけど
とってもナルシスティックにトート閣下になりきっておられて…それがちょいすべってる!バーボンで酔ったようなトート閣下とでも言うんでしょうか…?
そして、器用だとはいえ、雰囲気は出ているとはいえ、東儀さんは咽喉だけで歌ってる人なので、その面でも上滑りしている!
やはり、全身で歌うミュージカルの人とはまったく違うので、違和感が付き纏いますね。そこかしこでくすくすと笑い声が漏れてました…。(^^;
ちなみに、トート閣下を意識してのロングジャケットを着てらしたのですが、てっきり東宝で借りてきたのかと思ってたんですが、『自前』のようです。
もしかして、こだわり屋さん…?

綜馬さんの『カフェ・ソング』、井上君の『Go the Distance』(ヘラクレス)、そして再び綜馬さんの『Nella Fantasia』…どれも、いつもなら聴けない曲ばかりなので、楽しく、幸せなひとときを過ごせました。

そして最後は『世界でひとつだけの花』!
村井さんはSM○P(検索で引っかかると厭なので)の…と言おうとして『スナックの…』と言ってしまう。
わざとなのか、天然なのか…侮りがたし、村井国夫!
『それじゃ、お菓子ですよ…』と間違いを正していた井上君は村井さんといいコンビになれるかもしれない。
4Knightsに入れてもらえなかったことだし、4人で『Snack』結成したら?(笑)

まあ、そんなことがあっても、歌の方は感動的に締めくくられました。
本家よりも断然うまいから、この曲がとても好きになりました。
間違っても、歌の時にマイクの電源が入ってない…なんてことはないメンバーでしたから。

楽しい時とはどうしてこうも短く感じられるものなのでしょうか。
しかし、時間は短くても心にはいっぱい栄養を貰えました。
こういうひとときがあるから、ツライことがあっても何とかのりきろう!って思えます。




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