それでも震える下唇

楽器に触れず、ケースも開けず、その黒いカバーを見留めては切なくため息をつく数日を過ごした。
練習したいけど、したくない、という矛盾いっぱいの日々だった。

そして楽器購入以来初めて、まったく練習せずにレッスンに行った。
久しぶりに見た愛器にいとしさ倍増。
組み立てて完成した彼は、柔らかく光って「久しぶりー」と軽く答えてくれた。
・・・ような気がしたけど、どうかな(笑)

レッスン内容は、ほぼ前回と同じ状況だったが、30分きっちり最後まで音は出てくれた。
相変わらず震える下唇に苦戦しながらも、諦めてゆっくり直そうと心に決めたら、若干楽になったかもしれない。
人間、時には諦めも大事だな。
中音域も相変わらず出せないけど、いつかはなんとかなるだろうと焦らずに行こう。

次回レッスンが明後日なので、もう少し、自宅練習はストップのままで様子を見たいと思う。
この休止期間が良い結果に繋がってくれるといいな。
2005年09月05日(月)

Solfeggio〜レッスンで感じたことを。 / ちるるん。

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