思い

土曜日。
木曜日のレッスン後に衝動買いした楽譜で楽しむ。
J-POPとかいろいろ入った本で、何だか楽しい。

フルートを始める頃の自分のレパートリー目標はクラシックオンリーでした。
歌を歌うという観点でいけば、J-POPが大好きですが、笛でメロディーを奏でるという作業はしたくなかったのです。
歌は歌詞があってメロディーがあって成り立っていて、そのどちらかが欠けてしまえば美しさ半減だろうと。
その点オケとか、クラシック音楽はメロディーのみで喜怒哀楽を表現して見せようとしていて、笛で吹いてもその思いを私が伝えることも可能のような感じでしょ。
だから、楽器を奏でるという観点では言葉のない音楽を好みました。
しかし、このごろ、歌詞の内容もさることながら、メロディーの美しい歌に出会うことが多くて、それをフルートで吹けたらどんなに幸せだろうと思うことが増えました。
歌詞の部分を私の表現で補えたら・・・、そんなおこがましいような気持ちもあり、このごろは歌も吹いていきたいと思っています。
少しづつ、自分の表現できるところが増えてきている、そう実感する毎日が頼もしく、又、怖くもあり、この先どうこの楽器と付き合って行くべきか思案中です。

先生と話しても、大人の生徒さんは3年習い続ける人が少ないようで、たかだか3年で「長い」といわれるような状況が辛いです。
わたしは婆ちゃんになったときに楽しむために今から頑張っているから、ほんと、「たかだか3年」なんですよ。
「趣味のフルート30年」が目標なのに。

エレキテルの力借りずとも、人力だけで余生を楽しめるフルートです。

いつか、一人残された年老いたババの手元に、一本美しい銀の光輝くフルートがささやかにあることを願ってやみません。

その日のために私は頑張るのです!
2007年05月27日(日)

Solfeggio〜レッスンで感じたことを。 / ちるるん。

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