ふうこの日記
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2004年11月01日(月) ウォン・カーウァイ

2046を見てから結構はまりまして…ウォン・カーウァイ監督。
はまったら、即行動を起こすタチなので、
土日に近所のレンタルビデオで借りまくり。
一箇所じゃそろわなかったので(借りられていたり)
三箇所で借りました。一つの店なんてそのために会員になりました(笑)

何本も続けて見たので、頭が中国語になってる(笑)
中国語って言っても色々あると思うんだけど、映画で話される中国語は
語尾が色っぽくって…。とっても気に入りましたぁ。
夏に旅行に行った上海の言葉とは全く違う。
...調べてみたら映画で話しているのは広東語で、私が上海で聞いたのは北京語?

見たのは「天使の涙」「花様年華」「欲望の翼」「恋する惑星」
借りたけど、まだ見てないのは「ブエノスアイレス」「今すぐ抱きしめたい」

見た中で一番好きだったのは「恋する惑星」二番目が「天使の涙」
2046で木村拓哉の恋人役で出演してたフェィ・ウォンのキュートなこと。めちゃ可愛い。
この二つの映画はつながりがあるようですね。
「恋する惑星」で金城武がエープリルフールにメイという女に振られ、
一ヵ月後の5月1日が賞味期限のパイナップルの缶詰を30缶食べる。
と言うシーンがあるのですが、「天使の涙」では賞味期限が切れたパイナップルの缶詰を食べて失語症になった青年(金城武)が出てきます。
金城武は「天使の涙」の方が好きでした。

この監督の求めてるのは「叶わない永遠の愛」っというものでしょうか?
「恋する惑星」で金城武の電話の暗号は「一万年愛す」
描くカップル達ははいつも平行線で距離がなかなか近づかない。
いろんな想いが交差して重なり合わない心。
「花様年華」なんていい年してる不倫カップルなのに最後までプラトニック。
人と人との距離を縮めるのは難しく、愛し始めても伝えることは難しく、
傷つくのを恐れ、過去を引きずり…。
愛するということはなんと難しいことか…。はい。

どの映画にも共通してるのは
雨、ネオンサイン、間接照明、たばこの煙、ベット。鏡を見ながらセットする髪。
窓から覗き見るように撮る撮り方。ガラスやドアの向こう側の画。
何よりも暗い暗い。
ぱぁ〜〜〜と明るい、蛍光灯のような明かりの下の映像はお嫌いのようですね(笑)この人。

「恋する惑星」で香港の町を走リ抜ける映像が何回か出てきたが絶品だったなぁ。

「忘れないで…」「忘れないよ」。「電話してね…」「するよ…」
ウォン・カーウァイの描く男達は寂しさを抱えて優しくて嘘つき。

トニー・レオンが「恋する惑星」の後半の主人公でしたが、
やはり、素敵よぉ〜〜〜。目つきがいいのよねぇ、彼は。
あんな目で見つめられたら女はイチコロさ。
レスリー・チョンは嫌い、目つきが←目つきで決めるんかい!!
「恋する惑星」は終わり方も素敵だったわぁ〜〜。ドキドキしたもん。乙女のように(いたっ!!)
DVD買おうかなぁ〜〜。

私のようにウォン・カーウァイの作品を全く見た事がない方や
2046を見て「なんじゃこれ?」と思われた方に「恋する惑星」はお勧め。
お暇な時や恋に疲れたとき是非、見てみてください!!













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