鼻くそ駄文日記
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2001年08月27日(月) 誕生とモーニング娘。

 モーニング娘。のメンバーがまた増えたそうだ。
 ぼくはこのニュースを今朝のスポーツ新聞の芸能欄で知った。特に驚きもしなかった。またか、と思った。
 しかし、メンバーの加入、もしくは脱退を「またか」と冷静に受け止められる「モーニング娘。」。よくよく考えるとかなりイノベータなグループではある。
 なぜ、あんなにメンバーがころころ替わるのだろう?
 そして、メンバーチェンジのたびにCCガールズのように人気が落ちるならまだしも、人気が上昇しているというのだから驚きだ。
 いったい何が、人々をモーニング娘。の虜にさせているんだろうか?
 理由はたくさんあるのだろう。そして、そのほとんどがぼくにはわからないものだろう(わかってれば、タレント事務所をやって儲けるよ)。
 ただ、メンバーチェンジを繰り返すからこそ、モーニング娘。とぼくは勝手に思っている。
 モーニング娘。の彼女たちはご存じの通り、テレビ番組のオーディションから選ばれた女の子である。つまり、いまモーニング娘。をやっている子たちが、はじめてテレビに出たときはモーニング娘。ではなかったのだ。
 そして、人間にしろ住宅にしろなんでもそうだが、もっとも刺激的で重大なのはそのものが「誕生」したときである。
 人間は生まれたときがもっともめでたく、もっとも家族に感激を与える機会である。
 それまでなんでもなかった普通の女の子が、変身してモーニング娘。になる。その瞬間がいちばん刺激的で感動させるのである。
 だから、モーニング娘。はこれからも、解散するまで半永久的にメンバーチェンジを繰り返さなければならないだろう。
 オートポイエーシスシステムのように、自己産出を繰り返すなければ、飽きられてしまうのが21世紀なのだ。


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