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2001年10月04日(木) 世にも奇妙な物語 秋の特別編

 今回の「世にも奇妙〜」は結構面白かったですよ。途中でヤクルト戦がわりこんで、一瞬にして500本だっけ?近い苦情がテレビ局にきたらしいですけど・・・

■ドラマティックシンドローム
 優香が主演。ちゃんと彼氏がいるんだけど、普通すぎてつまんない、っていう女の子。ドラマの見過ぎ!っていうんでしょうか?運命の出会いがあって、デートはロマンチックでなくちゃ、とか、ひたってしまっている女の子。ある日、大好きなドラマが9時かはじまる、ってんで、急いで帰ろうとしたところ、石黒賢に会い、これは、運命の出会い!!って、誘われるまま、彼の別荘のようなプールつきマンションへ。『ドラマチック〜』彼女の頭はそれでいっぱい。ところが、二股かけられてしかも、詐欺罪かなんかで追い詰められてた石黒賢から人質にされたりして、『こんなドラマは要らないのよ〜!』からくも逃げ出して、帰りの電車。声が聞きたくなったから、と、普通過ぎてつまんながってた、彼氏に電話をする。ドラマはもうこりごり、普通の幸せがいいのよね。終り・・・・と思うでしょ?電車の横で、ラジオ聴いてるおじさんのおかげで野球中継がのびたことがわかり、大好きなドラマが伸びて、充分間に合う事がわかる。やったねぇ!やっぱり、ドラマを見るために走って帰る優香なのでした。全然教訓になってない・・・。

■仇討ちショー
 これは、すごかったです。日本国に仇討ち法ができるんですね。申請すれば合法的に仇討ちができる。しかも、それを番組の中でやってしまおう。(仇討ちとは関係なかったけど、「ブレードランナー」ちょっと思い出しました。)中谷美紀は、父を殺され、正規の申請にのっとり仇討ち法を利用する。それにはテレビがタイアップしていて、政府の人間の見守る中、『仇討ちさん』は、テレビの中で合法的に殺人を犯す。この仇討ちショーの司会者が升毅さんで、すっごい楽しそうに司会するんですねぇ。あぁ、アル意味トリコになりそうな笑顔をふりまきながら。深刻な番組だと思うんだけどね。
 世の中は、法ではさばいてくれないからと、のんのんと生きている犯人に、被害者の親兄弟や恋人だったり配偶者だったりが、その復讐を遂げようとする。でも、それは、気持ちは察する事ができても、単なる別の殺人である事に変わらない。そんな中、もし、「仇討ち法」ができたら、あなたは、私は、利用しますか?
 中谷は、途中で、鏡に映る自分の姿が、「絶対に許さない」と心に誓った、犯人の顔に見えた。「私は何をやっているんだろう」追いながら、彼女は考える。しかし、時間はない。しかも、犯人は、あざわらうように仲間と仇討ちエリアから、脱走してしまう。そして街中に出たとき、テレビに煽られた聴衆の前で彼女は、狙ったボーガンを空に向けて撃つ。「私は仇討ちはしません!」復讐からは何も生まれない。彼女は叫ぶ。しかし・・・起こると思うでしょ?ボーガンの矢は、犯人に落ちて刺さり死亡する。目の前の出来事を把握する時間もなく、その犯人の家族が、仇討ち法を申請、受理される。今度は中谷が追われる番だ。
 番組はそこで終わらない。残酷な事に、中谷の父を殺したのはその男ではなかったのだ。しかし、警察や当局は、そのことにはふれず、中谷がただ、的、となる時間がはじまる。なんか、アナアキ法じゃない?

■奇跡の女
 アギトのあかつき丸?これは、航空機事故でたった一人助かった女、観月ありさの物語。彼女は、トラウマに悩まされるどころか、芸能人を目指しているため、この機会を逃す手はない!と、野心満々である。ところが、その夜から不思議な事が始まる。彼女の命が狙われ始める。図書館で、彼女は、『天命と言うものは決まっていて、難を逃れても、必ず迎えはやってくる、それから逃れる事はできない』という言葉にまどわされる。
 数日後、実は、彼女をリアルにねらっていたのは、看護婦の奥貫薫だった。(彼女、かわいいよね)彼女の娘も、自分が仕事で行けない為に一人飛行機に乗せて事故の犠牲者となったのだ。その彼女の前に、ありさが・・・。これは、助けられなかった娘の代わりに、助けなさいという機会を神様がくれたのだと思ったが、「あなたはそれに価する人ではなかった」と、彼女を殺し、自分も死ぬつもりでいたのだ。しかし、ことごとくありさは難を逃れる。知っているはずも無い知識で。そして、同時に病室のカーテンに阿鼻叫喚図を描いたり、間違って入った部屋で、解剖台に載せられそうになったり、現実とは違うレベルで不可思議な事も起こる。奥貫に、筋弛緩剤をうたれ、死体をホルマリン漬けにする場所で溺死間際、彼女には声が聞こえる。そして彼女は悟る。同じ飛行機に乗り合わせた犠牲者それぞれの意識が彼女の中に入り込んだのだ。あの絵は、あの席の彼。水への枯渇感は減量中のボクサー、薬の知識はドクター、筋弛緩剤がきかないのは、薬漬けで死の瀬戸際にいる末期癌患者の彼女。そして、「お母さん、お母さんは死なないで。お母さんは悪くない。これからも生きて、たくさんの人を助けて」奥貫の娘の意識。
 ありさは、退院してから、彼女の中の意識をたどり、それぞれの犠牲者が、最後に伝えたかった事を、伝える、行脚(?)の旅に出る。

■おばあちゃん
 これが一番怖かった。おしゅうとめを田舎の病院に放り込んだままにした次男の嫁が、娘を連れて行く。(姑はそうとうやばい)赤ちゃんの時以来会っていないはずの彼女に、おばあちゃんの声が聞こえる。「会いたかった生き別れの弟に会うために、体を貸しておくれ。もう、お迎えが来ると、お告げがあった。明け方までには絶対帰るから。」最初は怖くて断った孫は、パイプにつながれた祖母と魂を入れ替える。痛みに耐えながら、祖母が弟と会え、無事、帰ってくることを信じて。
 祖母が会いたかったのは、本当に結婚したかった、男だった。彼も寝たきりで、嫁からほぼ介護されていなかった。「まだ、お告げがこないなら、せめて、食べて、がんばって」そして、祖母は急ぐ、小学生の体で。奇跡的に間に合う。
 それから、数十年。孫娘は成人し、父を見送り、きょうは母の告別式である。みなを送り出してから、彼女ははんかちで、簡易お手玉をつくり遊びだす。「ごめんよ、みほ(孫娘)やりのこしたことがあったんでね。」それは、嫁、つまりみほの母を、自分と同じ目にあわせてから死においやることだった。恐るべし嫁姑、みほ、小学生で死亡するも、まだ、生きていると思われている・・・。

■ママ新発売!!
 これが見たくて、見てたようなもん。アニメっぽいキャラが、良い!!百貨店ではママもパパも自由に買える。って、参観日用に、ともさかりえが、友達のYOUとクドカンとぐっさんと新しいママを買いに行く。百貨店のマネージャーが、これまたローリー寺西よ!ところがどっこい、新しいママを手に入れた途端、不要になったママはリサイクル売り場とは、名ばかりのゴミ置き場のような売り場に放り込まれる。子供たち自身も、結局買ったママに捨てられたりして、そこに放り込まれる。子供たちは持てる限りの知恵でそこから脱出するんだけど。それまでに、自分が、飽きて、ポイしたマイケル人形を見つけ、思いをはせたりする。ママは、麻生なんだけど、「これからは良いママになるわ」「いいよ!そんなのママじゃないもん!」
 コレハ面白かった。でも、見ないと、面白さはわからないっていうか、説明できなーい!!
 なら、今までの4作品は何なんだ!一番力入れてた、『ママ新発売』へのこのなげやりなまでの「再放送あったら見てね」的、書きようは何なんだ!だが、ま、こんなもんである。


もっちゃん |M@IL( ^-^)_ヲタ""日常こんな劇場( ^-^)_旦""

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