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2002年01月25日(金) 夢の続きをみさせて欲しい

 いいなぁ。アリーはBGMつきで夢を見るのか。羨ましいかも。でも、悲しい夢は、辛いね。ほんとリアルになると思う。現実にBGMがあるわけじゃないけど。私、どう?BGMありかな?思い出せないけど、とにかくリアルな夢は、一日を左右する。幸せな夢は、続きを見たいよ。そしてその余韻を楽しみたい。よって寝直す。そして悲しい夢の場合、もちろん、そのままの続きはいらない。でも、夢の世界に戻って、続きが変えられるなら、寝直す。起きても、悲しいし・・・。多分、甘えてるだけなんだけど、だって、夢の中くらい幸せでいたいじゃない。不安なく、いたいじゃない。

 しかし、アリーは幸せ者。っていうかラリーって懐が深いのか、深く考えないのか。いきなり、「夢の中で私を置手紙だけで捨てたから」って、「ブタ!ブタ!ブタ!」って・・・男尊女卑のビリーの話を知ってるから、腑におちなくても、「ブタ!」と言うアリーはあんまり意味がない、ただ当たりたいだけどわかって激しく激昂しないのかな?いらつきモード全開のおこちゃまアリーに、あきれつつ、彼女の一風変わったところを意外に力入れずに、理不尽でも、受け入れたりして。上布団をはがれた、ひざこぞうが悲しげ・・・・。ただ、たんに寝起きにふいをつかれて、さすが、言いくるめの天才ラリーもなすすべもなかったの?

 タイトルは「涙の決断」・・・新聞で見て、誰?何、決断するの?事前情報皆無で望んでいるので、わからない。オープニングタイトル後「Hats off to Larry」・・あぁ、そう、アリーが決断するのか。え?原題の意味なんだろ。「ラリーにはしゃっぽをぬぐべき?」「賞賛と感嘆をラリー(との出会い)に。」「今までありがとう、ラリー。あなたは特別な人だった。」・・・の中に正解、に近いものある?


 今日、お友達と映画を観てきました。面白かった。久し振りの映画館も楽しかったけれど、いっぱいお話して、楽しかった。家路に着くと、見上げれば空に月。満月じゃないけどキレイ。雲間にオリオン座、輝いてる。あぁ、こういう時に口をつく歌のうちの楽しい時用、「月がとっても青いから」を歌い、空を見上げへらへら歩く私。ほっぺたに当たる風が冷たくても、わざと白い息、吐き出したりして、「おぉ白い。」当り前だけど、なんか嬉しくて歩く。

 「2人きりで、さぁ〜帰ろう♪」1人だけど、まぁいいやん。へらへら帰る。不審である?

 登場は、こましゃくれた子供、サム。パパの息子だけある?でも、意外にアリーと仲良く過してたね。「パフ」を歌うアリーに「この歌は嫌い」という。そうそう、魔法のドラゴンは、仲良しの男の子が成長してしまうと遊びにきてくれなくなるんだよね、最後。可愛い曲に騙されてはいけない。「パパとは、寂しいとか、感情の話がうまくできない。パパは、すぐに楽しみをみつけてくれて、それで帳消しになったと思って忘れる天才。」

 困るよね、アリー。ママとパパが必要だからって、夫婦としてはうまくいかなくても、子供のために暮らすのもウソっぽいけど。だからって、大人の都合を優先して、子供に我慢しなさいっていうのも「甘えてんじゃないよ!」なんで、子供が遠慮して我慢なのさ。増してや、パパもサムが大切。いられるのなら、そばに居たいみたい。ママとパパは一緒に住めなくても、喧嘩しない程度に遠くない、サムはママにもパパにも会える距離で居てもらえるもんなら、いて欲しい。それがベストだと考えちゃうよね。
 アリーの存在を認めてるってことは、ママとパパがもう一度結婚してくれなくては嫌、とまでは、思ってないみたい。多分、喧嘩見るのは嫌だし。ただ、パパ、デトロイトに住んで欲しい。

 先のねたばれは知らない。あとラリー役のロバートが何回出演できているのか、知らないようにしてる。でも、事が事だったので、降板することは知っている。だから、アリーが、ラリーにめろめろで、めろめろすぎて速攻でない仕事は後回しにして(おそらく)恋の悩みのためだけに生活してて、時には子供みたいにあたりちらして、自分で振りまわりっぱなし。「疲れるやろ?アリー」ってくらいにさ。でも最終的には、ぬるい幸せを「この人だ」って思える人と出会えて、相手もそう思っていて、今くらい、幸せを満喫しなさい。思ったこともなんでもぶつけて、思い切り、大好きな気持ちをぶつけなさい。幸せなんて心のもちようだけど、こんな幸せは、滅多にないんだから。

 そう思ってたけど、あっというまにやってきた。お約束の上手くいきかけると、お別れ。最初は驚いて、だんだん、サム親子の絆を大切にするべきだと判断して、でも、感情は、ラリーと離れるなんて考えられなくて。アリーのぴりぴりした痛みが、ピリピリ伝わってくる。感情移入しすぎ?でも、痛くて痛くて。「また独りぼっち」切なさが痛い。
 「必ず帰ってくる。もしくは君を呼ぶ。」そういうラリーにアリーは、「待ってる。」「喜んでついていく。」と答える。どちらもどのくらいそれが真実になるか、どう考えているんだろう?アリーの表情は、既に、信じてるけどそれは、必ずではない事もあることを知ってるようだった。最後の抱擁かもしれない。

 「君は頭で歌を鳴らせられるね」皮肉にもバーではアリーのテーマソング「Tell Him」が。行かないでって、言ってみれば?素直になれってこと?とか、アリー思ったかな?結局アリーは、送り出し、家路を一人歩く。ラリーの作ってくれた(?)歌を頭で鳴らしながら。「帰りに君と会えそうだ。」もう、会えるわけないのに・・・。本当にこの歌を鳴らしていれば、いつか会える?毎日、会えそうな気がするって、鳴らしながら家路を歩くの?

 しかも、家につくと、驚いた事にゆきだるまが、ラリーの服着て待ってるよ。「I’LL BE BACK!」置手紙(メモ)を残して。だめじゃん。夢だと置手紙だけだよ。アリー、また「いつか」を夢見て待ってしまうことない?ビリーの時みたいに。もしいい男がクライアントで来ても、検事や判事や、街で誰かと出会っても。心の底でラリーを待ってしまわない?そんな置手紙。アリー好みの。ずるいよ、ラリー。

 荷造りの時も、去り際も、アリーはじわじわ泣きたい涙を我慢してたみたいに見えた。もう一つの私の家路ソング「上を向いて歩こう」を処方したくなったよ。あぁ、ぴりぴりぴりぴり、また、この痛み。しかも、何度目でも慣れない、段々強くなるかも。ブラウン管のこっちも痛い。バーから出てきたアリーはキレイだったけど。

 この手放しで幸せだった短い日々の、夢のような日々の続きは、夢でみるしかないの?


もっちゃん |M@IL( ^-^)_ヲタ""日常こんな劇場( ^-^)_旦""

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